W.テレンスゴードン『マクルーハン』 読了

マクルーハン (ちくま学芸文庫)

マクルーハン (ちくま学芸文庫)

メディア論の始祖、マクルーハンの思想を分かりやすく解説した入門書。
現代のメディアを読み解くテキストとして、マクルーハンは非常に示唆的。


何かが拡張すれば、何かが減衰し、何かが反転する。


まずはマクルーハン代表作である『グーデンベルクの銀河系』を読むべきだなぁ。

ジョン・アーヴィング『ピギー・スニードを救う話』 読了

ピギー・スニードを救う話 (John Irving collection 1989-1998)

ピギー・スニードを救う話 (John Irving collection 1989-1998)

ジョンアーヴィング『ピギー・スニードを救う話 (John Irving collection 1989-1998)』(新潮社)、読了。


長編の名手、アーヴィングの初にして唯一の短編集だそうだ。
僕はこの作者を読むのが初だったため長編との比較ができないけれど、いくつかの物語は楽しく読めた。特に表題にもなっている「ピギー・スニードを救う話」は素敵。


ガープの世界』など有名な長編がいくつかあるようなので読んでみようと思う。

松岡正剛『多読術』 読了

松丸本舗にて定価で購入したもの。

多読術 (ちくまプリマー新書)

多読術 (ちくまプリマー新書)

200ページほどの新書のため、サクッと読了。
インタビュー形式なのだけど、インタビュアーが稚拙なため歯痒い印象。


本に書き込むか否かを迷っていたのだけれど、アウトプットを考えると書き込むほうが記憶がよみがえりやすいし、おそらく僕は本を売らないので、堂々と書き込もうと決心をした。セイゴオさんもマーキングを勧めているし。


最近、身体が活字に飢えていることを自覚。
次は何を読もうか。

松岡正剛『知の編集工学』 読了

知の編集工学 (朝日文庫)

知の編集工学 (朝日文庫)

読了。面白かった。

ブルータス、最新号は写真特集

マガジンハウスが出版しているブルータスですが、最新号は写真特集になっています。


写真の撮り方のハウツーなどではなく、写真家さんたちはどんなこと考えながら写真を取ってるかポイントをあげ写とインタビューを読むことができます。


写真というもの自体、どんな写真がうまく、どんな写真が良いかが分かりづらい表現方法なので、とても参考になります。


ものを作っていると、良い悪いの基準とは別に作るときの自分のルールが出来上がってきます。そのルールが過程を規定し結果を生み出すのですが、このブルータスの特集を読んでいたら、このルール自体が作品になるのが写真を撮るという表現活動なのかなと思いました。


シャッターを切れば誰でも撮れる写真ですが、なかなか奥深いものです。