渡辺健介『世界一やさしい問題解決の授業』 読了

仕事って問題解決なんですよっていうのは、よくいう話です。


でもね、問題っていうけど、何が問題なのか分からないことが多い。そうすると、もちろん何が原因で何が解決策かも分からない。で、困ったなあと思って本屋に行って問題解決系の本パラパラ眺めていたら、一番まともだったのがこの本です。


問題には原因があって解決策があるなんて、ちょっと西洋合理的過ぎやしませんか?
物事はもっと複雑だし、死んだ魚を元通り戻しても生き返りはしません。
人はそうやって生きていると思っています。


そんなこと思いながらも、結局、人を納得させて物事を進めるためには原因はやはり必要なようです。その原因を手っ取り早く手に入れるためには、ある程度の論理的なトレーニングは必要なようですよ。特に仕事の上では。


何が問題かを決めてしまうと結構楽です。
少なくとも、何が問題なんですかって聞き返すよりは。